ウィーンの住まい事情と賃貸物件探し
今のお部屋は、夫が一人で暮らすには満足できるスペースでしたが、私が一緒に住むようになると、ちょっと手狭です。
『バルコニーがあって、トイレとお風呂がセパレートで、システムキッチンがいい』という、ささやかな希望を求めて、ウィーン1区でお部屋探しをすることになりました❣
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目次[:contents]
- 現在住んでいるウィーンの賃貸マンションの紹介
- ウィーンで賃貸物件を探してみた≪ウィーンのお部屋探しをした結果・お部屋探しのポイント≫
- まとめ
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■現在住んでいるウィーンの賃貸マンションの紹介
今、住んでいるお部屋は5階(日本では6階にあたります)にあります。
やや古い建物ですが、エレベーターがあり、地上階に店舗があります。
広さは約50㎡の1LK+地下に収納庫有、トイレとお風呂がセパレートではありません。
幸い、お風呂がシャワーだけではなく、浴槽が付いています。
キッチンが狭く、小さ目のシンク+電気コンロが置いてあるだけで、調理するスペースがありません。
リビングに鍋や食器類を置き、リビングで調理をしています。
これが不便なんです~(@_@)
この部屋のお家賃は1ヶ月€700で、水道・暖房費込み。
ウィーン在住歴50年の日本人女性は、「そんなお得な物件を初めて見た!手放したらあかん!」と、家賃の安さに驚かれていました。
それを聞いて、お得な物件だと実感し、夫と相談して、ええ物件が見付かったら引っ越しして、無かったら継続して住む事にしました。
こんなお部屋です
◆窓
古い物件なので、窓は大き目で、窓枠は鉄&木枠です。
冬場には隙間風が入ってきました~(@_@)
窓ガラスは2重になっていて、間にブラインドがセットされています。
『インプラス』の2重窓の効果、『断熱効果』『結露軽減』『遮音効果』が取り入れられています。素晴らしい♪
窓は観音開きで開きますが、網戸がありません。虫が入ってきます。
風の強い時は、風でドタンと閉まったり、バーと開いてしいます。
そうならないように、椅子で押さえています。
残念ながら、窓を開けても中庭になっているので、ウィーンの景色は見えません。
他の部屋の窓が見えるだけです。
『プライバシーがないやん』と感じてしまいます。
が、実はここに生活の知恵が詰まっていました。
ウィーンの冬は、気温が‐20℃になる雪国です。
中庭になっているので、外気の冷たい空気が直に入ってこず、建物で遮られています。
『夏場は風が入りにくく、熱くなるんちゃうか』と心配していましたが、建物で日差しが遮られており、太陽の南中に来る14時頃~15時頃、日差しが強いだけで、夕方は建物で西日も遮られる構造になっていました。
窓の場所は、北向きの寝室と、南向きのリビングの2ヵ所。
冬場には、北向きの寝室の窓を開ける事はありませんでしたが、夏になりこの窓を開けてみると、涼しくていい風が入ってきます。
但し、古い窓で建付けが悪く、閉めにくいのが難点です(@_@)
◆暖房設備
各部屋にオイルヒータが設置されている上、床暖房付きです。
部屋のヒーターを全てOFFにしても、半袖で生活できる暖かさです。
外気温が‐4℃くらいで、室内の温度が『丁度いい加減』だと、大阪のおばちゃんは思いました。
室内の保温性は抜群です❣
窓の隙間風が寒いと感じるのは、外気温が‐8℃くらいになってからです。
窓を閉め切ってしまうと、室内の温度が上がってしまうので、隙間風が入った方が、快適なのです。
◆その他
- サッカーの試合が中継される時、クリスマスのシーズン時は、多少、賑やかになりますが、平素は閑静です。
- マンション内共用部の清掃も、定期的に行われており、とても奇麗です。
- ゴミ捨て場にボックスが設置されており、ゴミの回収日ではない時もゴミを捨てる事ができます。
- 鍵付きの集合ポストがあります。
- 水道・暖房の検針は年に1回のみ。室内にメーターがあります。
- 電気は入居者が電気会社を選んで、契約します。
さほど、日本の集合住宅事情と変わらないと思いますよ♪
■ウィーンで賃貸物件を探してみた≪ウィーンのお部屋探しをした結果・お部屋探しのポイント≫
日本と同じようにインターネットで物件を探すことができます。
オーストリア賃貸住宅のお部屋探しのサイトはこれ↓
ベースはドイツ語ですが、言語を日本語訳に変換すると、日本語で読めます。
メンバー登録をしなくても、希望のエリアや家賃等を入力すると検索ができるようになっているので、使いやすいです。
不動産屋が大半ですが、個人のオーナーさんも掲載されています。
物件の写真も多く、物件の条件もしっかりと記載されているのもが多いです。
≪実際に利用してのアドバイス・注意点≫
◆不動産屋さんの仲介手数料が、家賃2ヶ月分掛かる物件があるので、仲介手数料の減額交渉をしてみましょう。
因みに、私は日本で【宅建】の国家資格を持っています。
日本では、【宅地建物取引業法】に不動産の仲介手数料に関するあらゆる取り決めが記載されおり、賃貸契約に関する仲介手数料は『家賃の1カ月分+消費税が上限』と定められています。
なので、仲介手数料2ヶ月分は高いと感じてしまいます。
減額に応じてくれるかどうかは分かりませんが、『言うのはタダ』です。
思い切って可能かどうか聞いてみましょう。
ここでも、大阪人の『値切り』癖を、遺憾なく発揮したいと思っています~。
◆賃貸契約の更新手続き
日本では、賃貸住宅の契約年数は2年で手続きするのが多いですが、
ウィーンでは、賃貸契約の年数は3年で手続きするのが多いようです。
3年未満の短期滞在の予定の方は、中途解約の条件等も確認しておきましょう。
このサイトに載っていた、今のお部屋と同じサイズの物件はこれ↓
場所:ウィーン1区・4階(日本では5階にあたります)・エレベーター有
広さ:50㎡
部屋数:2室、お風呂とトイレがセパレートです❣
家賃:€892.08
やはり、今住んでいる物件が、お得だと実感しました❣
■まとめ
20件ほど、物件の内覧希望のオッファーを依頼しましたが、実際に物件の内覧ができたのは、個人のオーナーさんの物件1件だけでした。
他の物件と見比べてから決めたいと思っていましたが、状況的に内覧が難しい時でもありましたので、暫く、引っ越しせずにここに留まる事に致しました。
お部屋探しは、チャンスとタイミングです。
オーストリアに住みたいと思われている方は、事前に、サイトで色んな物件を見ておきましょう。
そして、いい物件を引き寄せましょう❣